どうもこんにちはよよよです。
潰瘍性大腸炎になって苦しんでいる方は、日本で20万人ほどいると言われています。
さらに減少傾向ではなく、増加傾向にあるのだとか。
実は僕も潰瘍性大腸炎になって今年で2年目になります。
症状が悪くなったので内視鏡検査をして、診断書をもらい病気休暇を取りました。
今回の記事ではその時の流れを紹介しつつ、潰瘍性大腸炎で診断書は取れるのか悩んでいる人の参考になるだろうと思い作成してみました。
最後まで見ていってくれると、喜びます。
(目次)
この記事の結論
- 軽度の潰瘍性大腸炎でも1か月の休職診断書はもらえるが、2か月以上の休職診断書をもらうことは難しい
- 軽度の場合、基本は休職ではなく通勤しながら服薬治療
です。それでは詳しく説明していきますね。
潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎は発症原因・治療法それぞれ不明で不治の病のため国の指定難病に登録されています。
重症化する割合は少ないみたいですが、重症化すると大腸の全摘出が必要だったり、人工肛門か小腸を大腸の代わりにする手術を受ける必要があったりとかなり深刻な話になってきます。
症状としては血便、粘液便、下痢、腹痛、頻便、発熱といった症状が出ます。
重症化しなければ、症状が出ている期間と、症状がでない期間を繰り返します。
基本服薬治療で中度くらいなら収まるらしいですが、薬が効かない人も稀にいるようです。
検査方法
潰瘍性大腸炎の検査には、血液検査、大腸内視鏡検査、粘膜検査、腹部エコー、注腸X線検査などあるらしいです。
自分の場合は、2つの病院で潰瘍性大腸炎の検査をしたのですが、どちらも血液検査と大腸内視鏡検査、そして大腸内の粘膜検査でした。
(腹部エコーや注腸X線検査は稀なのかもしれません)
その場では正式に潰瘍性大腸炎とは診断されませんでしたが、ほぼ間違いなく潰瘍性大腸炎だろうと伝えられました。
内視鏡検査をしてから10日後に粘膜検査の結果が出て、その日に1か月の休職診断書を書いてもらい、最初の診察から2週間程かかりましたね。
大腸内視鏡検査の前に、全身麻酔するか聞かれますが、数時間入院することになるので、費用も時間もかかるし起きたまますることに・・・。
「全身麻酔しますか?」と聞かれるとビビりますが、そこまで痛くないのでご安心を。
大腸内視鏡検査の前にはモビプレップという薬品を飲んで大腸の中を綺麗にして便をなくします。
このモビプレップはすんごいまずかった。ポカリと漢方の味が合わさったようなぬるい水を2リットル近くじっくり飲まなくちゃいけないんです。
また別の大腸を綺麗にする薬もあるらしい。
1回目大腸検査したところが出してくれた薬品は不味くなかった記憶があり、今回のお医者さんも別の薬で思い当たるものがあるらしい。
次はそっち出してくれないかな・・・
大腸内視鏡検査は肛門にカメラを入れる時の一瞬は少し痛い。
大腸内のカーブのところをカメラがぶつかりながら通るので、痛くはないのですが、まぁまぁ不快でした。お腹が強制的に張っている感じ。
おなら出そうになるし、排便しそうになる。まぁ出ないんですけどね。
重症度チェック
検査の結果、お医者さんには軽症だよ、としか言われず、どんな基準で重軽傷の判断をしているのかいまいちわからなかったので、よい基準をネットで見つけてきました。
参考までに載せておきます。自分がどの程度なのか確認してみましょう。
ちなみに、ボクは排便回数は6回。発熱なし。顕血便(排便に血液が混入していること)は常にしていて、部分的には中等症だったりしますが、
軽症と判断されました。納得できなかったので、会社には中等症と言ってましたけどね。
軽度でも診断書はもらえるの?
軽度の潰瘍性大腸炎で診断書はもらえます。
お医者さんに聞いてみたところ、潰瘍性大腸炎で診断書を取っていく人はある程度いて、重症の場合は通算1年間の療養をとった人もいるとのこと。
通常は、軽度の場合は服薬治療で1か月ほどで症状は収まるらしい。
薬で収まる可能性が高いため、診断書(3000円くらい)を出してもらわずに、薬を飲みながら仕事を続ける人もいるようなのですが、
よよよは会社のストレスでお腹がよく痛くなっていたし、会社からは休暇とってもいいよと言われていたので、診断書をもらうことにしました。
病院に行った時のはなし
よよよは、潰瘍性大腸炎になって2年目ですが、1年目と2年目で別の病院で見てもらいました。
1年目は直腸に潰瘍ができており、軽症と判断されました。
その時は診断書のしの字も言われませんでしたねぇ。
だから潰瘍性大腸炎は病気休暇するようなものじゃないのかと思っていました。
実際の症状もうんちしたときに血が少し出るだけだったし、お腹もいたくなかったし・・・
頻便ではあったかも・・・
お薬貰って1か月程で治ったのですが、その後タバコと飲酒、そして早寝早起きに生活を改め、健康的な生活をはじめました。
一気に生活を健康的なものに変えたし、薬代もったいないから薬なしで治そうと自己診断。
実際、22時に寝て、6時に起きる生活して、お酒もたばこもやめると体調はすこぶるよかったです。
お医者さんからは、ストレスが原因じゃないなら生活習慣だろうね、と言われていたため効果あったのか、10か月以上薬なしでいけました。
しかし、ちょうど1年たったころまた血便発生。色々忙しくて病院に2か月も行けなくて、今回は腹痛を感じる頻便になりました。
診察の結果は1年前よりも潰瘍の場所が増えている様子でした。
その時も診断書の話はお医者さんの口からはでませんでした。まぁ、軽症と言われていたので、まだ出す必要ないかな、と思ったからかもしれません。
しかし、今回自分はストレスで潰瘍性大腸炎が発症したのは明らか。
仕事のストレスがやばくて数か月血便が出てうんざりしていたので、1か月程の療養期間の診断書を出してもらえないか交渉しました。
すると、少し渋るような顔をしたお医者さん・・・あ、これは拒否する顔や・・・そう思った僕は
「会社には事情を話していて、3か月は困るけど、1か月なら休んでいいよ」、と言われています。
と説明。すると途端に明るい顔になり、
「そういうことだったらいいよ」と言ってくれました。
その様子が気になったので、軽度の潰瘍性大腸炎で療養する人って少ないんですか?
と聞いてみると、
「んー、軽度の場合は薬を飲めば治るから、通勤しながら治す人がほとんどだね。」
「でもまったくいないわけじゃないよ。さすがに通院が必要になるレベルの人には診断書出すけどね。」とのこと。
いやー、先に職場に相談しておいてよかった・・・うちの職場は1年間は療養という名目の病気休暇ならお給料もらえるのでその可能性を探るために
「1か月の療養後の診断でまた期間の延長はできますか?」と尋ねると。
「軽度の場合は難しいかな。次の診断は4週間後になるけど、診断書の療養期間を延長するためには症状が治っていないことが前提になるし、治ってなかったら再度内視鏡検査する必要があるよ。」とのことで、
うん、またずっぷり尻にねじ込まれるのは勘弁だし、症状を1年間残しておくことも大腸に悪いから無理。と判断して、おとなしく1か月の診断書をもって帰りました。
難病で転職を考えている方へ
潰瘍性大腸炎で転職をお考えでしょうか?
実は僕は転職を考えています。
生活習慣がいいのに潰瘍性大腸炎が発症したのは、仕事のストレスによるものが原因であることが明らかになっちゃいました。
今いる職場で、ストレスがこれ以上かからない部署はないので、このまま続けるときっとどんどん悪化していくでしょう。
僕は基本的に一人でいるのが好きなのですが、他人と接すると他人の目が気になってしまい、配慮しまくってしまうんです。
もう慣れていますが、やはり我慢していたんでしょうね。
お金は少額でいいから、自分のペースでできる仕事を探してやっていこうと思いました。
ハローワークの一部には「難病患者就職サポーター」がいたりと、厚生労働省も難病患者が社会でやっていけるようにサポートしてくれているようなので
そちらも参考にしたいと思っています。
まとめ
軽度であっても、診断書はもらえます。
お医者さんからは診断書の話はしないので、こちらから言いましょう。
いきなり3か月の療養期間の診断書をもらうことは厳しいです。
基本的に軽度の場合は、通勤療養になるので、診断書をもらって病気休暇を取得する場合は、会社と相談して自宅療養の希望を伝えておくとよいです。
しかし、軽度の潰瘍性大腸炎とはいえ指定難病です。
現在の医療では原因は不明ですし、薬が必ず今後も効くとは限りません。
健康は物と違い、壊れると原状回復はとても難しいです。
いかに症状が軽い時にしっかり治すのかが、健康寿命を延ばすカギになります。
自分の体はお医者さんよりも、自分が一番わかっています。
体調を万全にするためには、服薬治療と自宅療養が必要だと思うなら、お医者さんのことは気にせずに強く思いを訴えたほうがいいでしょう。
軽度の潰瘍性大腸炎でもストレスで職場から離れたいと思う人は、もしかしたら精神科に行くと、適応障害、または鬱の診断書を出してもらえるかもしれません。
こっちの診断書の方が、出してもらいやすいし、3か月の病気休暇の診断書を取ることができます。
僕は適応障害の診断書も数年前もらっていますが、その時はすんなり3か月の療養期間を記載した診断書を出してもらえました。
世間はお前の母ではない by 利根川幸雄
カイジの利根川さんもそう言っているように、残念ながらあなたの健康を会社は完全に守ってはくれません。
自分で守っていく必要があるのです。
自分の脳が体を騙していないか、しっかりと自分を見つめなおして、後悔のない診断書をもらいましょう。