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③潰瘍性大腸炎で1か月の休職診断書はもらえる?もらえない?実例をもとに説明します!

どうもこんにちはよよよです。
潰瘍性大腸炎になって苦しんでいる方は、日本で20万人ほどいると言われています。
さらに減少傾向ではなく、増加傾向にあるのだとか。
実は僕も潰瘍性大腸炎になって今年で2年目になります。
症状が悪くなったので内視鏡検査をして、診断書をもらい病気休暇を取りました。
今回の記事ではその時の流れを紹介しつつ、潰瘍性大腸炎で診断書は取れるのか悩んでいる人の参考になるだろうと思い作成してみました。
最後まで見ていってくれると、喜びます。

(目次)

この記事の結論

  • 軽度の潰瘍性大腸炎でも1か月の休職診断書はもらえるが、2か月以上の休職診断書をもらうことは難しい
  • 軽度の場合、基本は休職ではなく通勤しながら服薬治療

です。それでは詳しく説明していきますね。

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎は発症原因・治療法それぞれ不明で不治の病のため国の指定難病に登録されています。
重症化する割合は少ないみたいですが、重症化すると大腸の全摘出が必要だったり、人工肛門か小腸を大腸の代わりにする手術を受ける必要があったりとかなり深刻な話になってきます。
症状としては血便、粘液便、下痢、腹痛、頻便、発熱といった症状が出ます。
重症化しなければ、症状が出ている期間と、症状がでない期間を繰り返します。
基本服薬治療で中度くらいなら収まるらしいですが、薬が効かない人も稀にいるようです。

検査方法

潰瘍性大腸炎の検査には、血液検査、大腸内視鏡検査、粘膜検査、腹部エコー、注腸X線検査などあるらしいです。
自分の場合は、2つの病院で潰瘍性大腸炎の検査をしたのですが、どちらも血液検査と大腸内視鏡検査、そして大腸内の粘膜検査でした。
(腹部エコーや注腸X線検査は稀なのかもしれません)
その場では正式に潰瘍性大腸炎とは診断されませんでしたが、ほぼ間違いなく潰瘍性大腸炎だろうと伝えられました。
内視鏡検査をしてから10日後に粘膜検査の結果が出て、その日に1か月の休職診断書を書いてもらい、最初の診察から2週間程かかりましたね。

大腸内視鏡検査の前に、全身麻酔するか聞かれますが、数時間入院することになるので、費用も時間もかかるし起きたまますることに・・・。
「全身麻酔しますか?」と聞かれるとビビりますが、そこまで痛くないのでご安心を。
大腸内視鏡検査の前にはモビプレップという薬品を飲んで大腸の中を綺麗にして便をなくします。
このモビプレップはすんごいまずかった。ポカリと漢方の味が合わさったようなぬるい水を2リットル近くじっくり飲まなくちゃいけないんです。  
また別の大腸を綺麗にする薬もあるらしい。
1回目大腸検査したところが出してくれた薬品は不味くなかった記憶があり、今回のお医者さんも別の薬で思い当たるものがあるらしい。             
次はそっち出してくれないかな・・・
大腸内視鏡検査は肛門にカメラを入れる時の一瞬は少し痛い。
大腸内のカーブのところをカメラがぶつかりながら通るので、痛くはないのですが、まぁまぁ不快でした。お腹が強制的に張っている感じ。
おなら出そうになるし、排便しそうになる。まぁ出ないんですけどね。

 

重症度チェック

検査の結果、お医者さんには軽症だよ、としか言われず、どんな基準で重軽傷の判断をしているのかいまいちわからなかったので、よい基準をネットで見つけてきました。
参考までに載せておきます。自分がどの程度なのか確認してみましょう。

難病情報センター 潰瘍性大腸炎(指定難病97)へ

ちなみに、ボクは排便回数は6回。発熱なし。顕血便(排便に血液が混入していること)は常にしていて、部分的には中等症だったりしますが、
軽症と判断されました。納得できなかったので、会社には中等症と言ってましたけどね。

軽度でも診断書はもらえるの?

軽度の潰瘍性大腸炎で診断書はもらえます。
お医者さんに聞いてみたところ、潰瘍性大腸炎で診断書を取っていく人はある程度いて、重症の場合は通算1年間の療養をとった人もいるとのこと。
通常は、軽度の場合は服薬治療で1か月ほどで症状は収まるらしい。
薬で収まる可能性が高いため、診断書(3000円くらい)を出してもらわずに、薬を飲みながら仕事を続ける人もいるようなのですが、
よよよは会社のストレスでお腹がよく痛くなっていたし、会社からは休暇とってもいいよと言われていたので、診断書をもらうことにしました。

病院に行った時のはなし

よよよは、潰瘍性大腸炎になって2年目ですが、1年目と2年目で別の病院で見てもらいました。

1年目は直腸に潰瘍ができており、軽症と判断されました。

その時は診断書のしの字も言われませんでしたねぇ。

だから潰瘍性大腸炎は病気休暇するようなものじゃないのかと思っていました。

実際の症状もうんちしたときに血が少し出るだけだったし、お腹もいたくなかったし・・・

頻便ではあったかも・・・

お薬貰って1か月程で治ったのですが、その後タバコと飲酒、そして早寝早起きに生活を改め、健康的な生活をはじめました。
一気に生活を健康的なものに変えたし、薬代もったいないから薬なしで治そうと自己診断。
実際、22時に寝て、6時に起きる生活して、お酒もたばこもやめると体調はすこぶるよかったです。
お医者さんからは、ストレスが原因じゃないなら生活習慣だろうね、と言われていたため効果あったのか、10か月以上薬なしでいけました。

しかし、ちょうど1年たったころまた血便発生。色々忙しくて病院に2か月も行けなくて、今回は腹痛を感じる頻便になりました。
診察の結果は1年前よりも潰瘍の場所が増えている様子でした。
その時も診断書の話はお医者さんの口からはでませんでした。まぁ、軽症と言われていたので、まだ出す必要ないかな、と思ったからかもしれません。
しかし、今回自分はストレスで潰瘍性大腸炎が発症したのは明らか。
仕事のストレスがやばくて数か月血便が出てうんざりしていたので、1か月程の療養期間の診断書を出してもらえないか交渉しました。
すると、少し渋るような顔をしたお医者さん・・・あ、これは拒否する顔や・・・そう思った僕は
「会社には事情を話していて、3か月は困るけど、1か月なら休んでいいよ」、と言われています。
と説明。すると途端に明るい顔になり、
「そういうことだったらいいよ」と言ってくれました。
その様子が気になったので、軽度の潰瘍性大腸炎で療養する人って少ないんですか?
と聞いてみると、
「んー、軽度の場合は薬を飲めば治るから、通勤しながら治す人がほとんどだね。」
「でもまったくいないわけじゃないよ。さすがに通院が必要になるレベルの人には診断書出すけどね。」とのこと。
いやー、先に職場に相談しておいてよかった・・・うちの職場は1年間は療養という名目の病気休暇ならお給料もらえるのでその可能性を探るために
「1か月の療養後の診断でまた期間の延長はできますか?」と尋ねると。
「軽度の場合は難しいかな。次の診断は4週間後になるけど、診断書の療養期間を延長するためには症状が治っていないことが前提になるし、治ってなかったら再度内視鏡検査する必要があるよ。」とのことで、
うん、またずっぷり尻にねじ込まれるのは勘弁だし、症状を1年間残しておくことも大腸に悪いから無理。と判断して、おとなしく1か月の診断書をもって帰りました。

難病で転職を考えている方へ

潰瘍性大腸炎で転職をお考えでしょうか?
実は僕は転職を考えています。
生活習慣がいいのに潰瘍性大腸炎が発症したのは、仕事のストレスによるものが原因であることが明らかになっちゃいました。
今いる職場で、ストレスがこれ以上かからない部署はないので、このまま続けるときっとどんどん悪化していくでしょう。
僕は基本的に一人でいるのが好きなのですが、他人と接すると他人の目が気になってしまい、配慮しまくってしまうんです。
もう慣れていますが、やはり我慢していたんでしょうね。
お金は少額でいいから、自分のペースでできる仕事を探してやっていこうと思いました。
ハローワークの一部には「難病患者就職サポーター」がいたりと、厚生労働省も難病患者が社会でやっていけるようにサポートしてくれているようなので
そちらも参考にしたいと思っています。

 

まとめ

軽度であっても、診断書はもらえます。
お医者さんからは診断書の話はしないので、こちらから言いましょう。    
いきなり3か月の療養期間の診断書をもらうことは厳しいです。     
基本的に軽度の場合は、通勤療養になるので、診断書をもらって病気休暇を取得する場合は、会社と相談して自宅療養の希望を伝えておくとよいです。
しかし、軽度の潰瘍性大腸炎とはいえ指定難病です。             
現在の医療では原因は不明ですし、薬が必ず今後も効くとは限りません。          
健康は物と違い、壊れると原状回復はとても難しいです。      
いかに症状が軽い時にしっかり治すのかが、健康寿命を延ばすカギになります。             
自分の体はお医者さんよりも、自分が一番わかっています。   
体調を万全にするためには、服薬治療と自宅療養が必要だと思うなら、お医者さんのことは気にせずに強く思いを訴えたほうがいいでしょう。          
軽度の潰瘍性大腸炎でもストレスで職場から離れたいと思う人は、もしかしたら精神科に行くと、適応障害、または鬱の診断書を出してもらえるかもしれません。
こっちの診断書の方が、出してもらいやすいし、3か月の病気休暇の診断書を取ることができます。 
僕は適応障害の診断書も数年前もらっていますが、その時はすんなり3か月の療養期間を記載した診断書を出してもらえました。             

世間はお前の母ではない  by 利根川幸雄  

カイジの利根川さんもそう言っているように、残念ながらあなたの健康を会社は完全に守ってはくれません。
自分で守っていく必要があるのです。          
自分の脳が体を騙していないか、しっかりと自分を見つめなおして、後悔のない診断書をもらいましょう。             

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イラスト 研究

立方体による立体特訓報告書【4月分】

こんにちわー、よよよです。

絵を上達させるために重要なことは立体表現をいかに感じ取れるか。

と思っています。

想像でどこまで立体物をイメージできるか・・・・その土台となる練習方法こそ、この立方体トレーニング法だと思っています。

5月に入ってからは、ダイスを好きな角度から転がして丁寧に描いていっているのですが、4月はYouTubeの動画を見て、立法体の練習をしました。

 

成果はまぁまぁ出てると自分では実感してます。

キャラを描く際にどんなふうに見るのか、その参考にあたりとして立方体を描くとわかりやすくなるので、そういう感じに今のところは役立ってます(*´▽`*)

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ビジネス 研究

事業収入の目途全然ないけど自営業やろうかなぁ

どうも、よよよでございます。

今年の6月で長らく務めてきた会社を退職するのですが、次何の仕事しようか。

そう悩んでいました。

やりたいことはイラスト制作、ゲーム実況とかなんですけど、どれも初心者で稼げるのは早くても2年先かなと思ってます。

貯金300万ほどあるので、月に10万円の出費で押さえることが出来たら2年はもつなぁと思い、

この2年は勉強という名の趣味に時間を使い倒すのもいいなと考え・・・ふと思ったのです。

自営業、初めてみてもいいのでは?・・・と

さっそく、備忘録もかねて疑問点をあげてくよ。全部で7つあります(*^-^*)

 

疑問1 個人事業主になったら納めなくてはいけない税金はなにがある?

所得税、消費税、住民税、個人事業税を納める必要があるみたい。

所得税と住民税は会社員や無職と同じ扱い。

収入がたくさんあるとたくさん納める必要がある。

収入がないと納税の必要なーし(*´▽`*)

 

疑問2 消費税の納税ルールについて教えて

自営業になったら新たに出てくる税金のひとつに消費税があるけど、恐れるに足らず。

事業年度の売り上げが1000万円を超えると納税義務が出てくるらしいです。

さらに開業から2年間は課税が免除されます。

たいていの取引に対して課税されるとのことですが、よよよはまだまだ先の話になりそうですね。

 

疑問3 個人事業税の納税ルールについて

仕事内容に応じて課税される。3~5%の税率で、職種ごとに税率が変わるらしい。

しかし、事業所得が年間290万円にいかない場合は支払う必要がない。やった!

さらに、個人事業税は経費として扱うことができるから、所得税の節税に役にたつらしい。

これもまだ少し先のお話になりそうですな(*’▽’)



 

疑問4 事業所得ってなに?

事業をして得られた所得のこと。

 

疑問5 事業所得の計算方法は?

〇事業所得金額=総収入金額ー必要経費ー(青色申告特別控除)

つまり、お仕事してゲットした収入から経費を引き、さらに青色申告特別控除額を引いたものが、事業所得金額となる。

これが290万円を年間越えなければ、個人事業税を払わなくてもいい!

こっちには開業後2年間は免除とかそういうのはないっぽい。残念。

 

疑問6 事業所得と給与所得って何が違うの?

ものすごい基本的なことを載せてしまい申し訳ない(´ー`)

個人事業で言いうところの事業所得と、給与所得は大体同じ意味。

法人化したら事業所得から給与所得に名称が変わると思っておくといいかも。

 

疑問7 収入がない状態でも個人事業主になってデメリットはあるのか?

開業手続きは税務署や都道府県県税事務所、市町村に開業届を出すだけ。無料ですぐにでも開業できちゃう。

青色申告もできるし、今の時代弥生会計とかの申告用書類作成ソフトもあるから青色申告も可能になる。

ま、年会費で1万程取られるのはいたいけど、個人経営の勉強になるからそれくらいはよい投資ととらえておけばいいかなぁ・・・

デメリットは、個人事業主は社会的な信用があまりない。そのため融資を受けられなかったり、クレジットカードや移住がしづらくなる。

と、まぁこれくらいしかない。

で、あるならば、勉強として開業しちゃおうかなぁ。と、決意をしたよよよなのであった。

皆さんも開業しちゃおう!



 

 

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未分類 研究

個人大工・ハウスメーカー・工務店の違いとメリットについて

 

家を建てる時にどこに頼めばいいのか悩みますよね。
個人大工か、ハウスメーカーか、工務店か・・・はたまた不動産屋か、設計士かで悩んでいる方もいるかもしれませんね。
今回はそんなあなたの悩みを解消するために、各業態の違いとメリット・デメリットについて紹介したいと思います!

ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーとは、日本全国広範囲で展開している住宅建設会社のことを指します。
土地探し・建築設計・建設・アフターサービスまで、まとめて対応することが可能です。
画一化かれた資材を使用し、品質管理もしっかりしているため、工期が短く、しっかりした家を建てることができます。

ハウスメーカーのメリット

 以下の4つがあげられます。

・品質が良い
・工期が短い
・完成をイメージしやすい
・保証が充実

品質が良い

工場で画一化された資材が大量生産され、検査を受けているため、品質は担保されています。大工さんの技術の良し悪しにかかわらず、良いものが作れちゃいます。
さらに大手は日夜技術開発をしており、耐震技術や耐久性の面で優れた設計をしてくれます。

工期が短い

資材を作るのも取り寄せるのもシステム化されており、されに資材の規格も設計方法も決まっているので、工期を短くすることが出来ます。

完成をイメージしやすい

住宅展示場もカタログもWebでのイメージ映像も充実しているため、お店に行ってすぐに完成イメージを見ることが出来ます。
全体像が決まれば、組み立てるのには時間はさほどかかりません。しかし、全体像で悩んでしまう人は、ハウスメーカーのようにサンプルを明確に提示してくれるのはありがたいですよねぇ。

保証が充実

建物を建てた後は継続したメンテナンスをしていかなくてはいけません。ハウスメーカーは大手な分、建物に不具合があった場合の補償が充実しています。
長期間安心して住むことができます。また、住宅ローンも優遇金利で利用できるようになる場合もあり、お得に購入できる可能性があります。

ハウスメーカーのデメリット

基本面倒見が良く、安心できる仕事をしてくれるハウスメーカーですが、もちろんその分お金がかかります。

・価格が高い
・デザインの自由度が低い

価格が高い

資材も大量生産されたものを使用しており、大工などの専門家は外注で安くしているハウスメーカーですが、かなり価格が高くなります。
なぜ高いのかというと、広告費用と、営業社員の人件費、さらに住宅展示場の維持管理やHPの更新などがあるからです。
短時間で質の良いものを欲すると、コストがかかってくるんですね。

デザインの自由度が低い

ハウスメーカーでは画一化された資材を使用することにより、少しでもコストを減らし、さらに工期短く済ませていますが、その悪い面として自由にデザインを決めにくいことがあげられます。とはいえ、ゲームでいうとイケメンなモブを作れるといった感じなので、周りとそこまで差別化させた家をご所望でもない限り、このデメリットはそんなに気にしなくてもいいかもしれません。ただ、おそらく家の購入は一生に一度のものになります。後々後悔しないかどうか、じっくり考えてみてもいいかもですね。自分なんかは特にこだわりがありませんし、普通にカタログに載っているような家でも外観満足してしまいますね( ˘ω˘ )

個人大工の特徴

基本一人棟梁として木造建築物を作る個人事業主。
設計もできる大工さんもいますが、設計士にお願いする人の方が多いです。
ハウスメーカーや工務店があるなかで、生き残っている大工さんは腕がいいと期待できます。

個人大工のメリット

・価格が安い
・デザインの自由度が一番高い
以上2点があげられます。

価格が安い

個人大工はハウスメーカーや工務店のように、多額の広告費や人件費がありません。なのでその分、価格を安くできるのが一番の強みです。

デザインの自由度が高い

先に説明したハウスメーカーは、統一された資材の規格を使用して、大工の腕の良し悪しにかかわらず、高品質なものを作れると紹介しました。個人大工の場合、すべて一から自分で資材を加工するので、依頼者の要望に適した家を作れる可能性がかなり高いです。

個人大工のデメリット

・完成がイメージしにくい
・建築中にトラブルになる可能性
・アフターサービスの不安

完成がイメージしにくい

やはりハウスメーカーと比べ、住宅展示場やカタログがなかったり資料が少ないため、完成イメージがしづらいです。こちらの要望をすべて把握できているのかも気になるので、
ある程度は不安を感じながら作業を見守ることになります。

建築中にトラブルになる可能性も

今でも個人大工としてやっていけている方の腕は期待できると言えます。しかし、時には強いこだわりのある大工さんもいます。
職人気質な人が多いため、昔ながらの工法を続けていて、新しい工法に無知な人もいます。また建築設備も経験や耐久力などで勝手に決めてしまう人もいるので、
たまに依頼者とトラブルになる人もいるみたいです。
相談しやすい大工さんならいいのですが、人柄しだいではまったく聞いてくれない人もいるので、よく相手のことを観察して、
本当に依頼して大丈夫なのかを見極める必要があるでしょう。
ちなみに、知り合いだからといって個人大工さんに依頼すると痛い目を見てしまう可能性があります。遠慮してものを言うことができなくなるからです。ま、ガンガンものを言えるような間柄だというなら、依頼してみるのも全然ありだと思いますが、やはり依頼者と大工の一対一で作っていくことになるので、依頼者が満足する良い建物を建てるためには、相手の大工さんの人柄はかなり重要になってきます。

アフターサービスの不安

個人大工は不安定な収入故に廃業してしまうリスクがどうしても高いです。そのため、もしもの時に対応できる人がおらず、困ったことになってしまうことも・・・
我が家も昔ながらの宮大工さんが作ってくれたのですが、現在ではそのような工法を使える大工さんがいないらしく、雨漏れの修理のために、瓦を一部ではなく、全部取り換えになるため数百万かかると言われたことがあります。そのようなことにもなるので、独自性の強い家を建てた場合、修理に思いもよらない額になってしまう可能性があることを注意しましょう。

工務店の特徴

工務店はハウスメーカーと個人大工の中間的存在ですかね・・・都道府県内であったり、市町村内であったり、限定したエリアで活動しています。そのため、地域の流通について熟知しており、効率的に資材を集めることが出来ます。住宅展示場がないため、完成見学会などを利用して現物を見ることができます。

工務店のメリット

・価格が安め
・デザインの自由度がそこそこ 

価格が安め

地域の流通経路をうまく利用しているためそこでコストを抑えることができます。
また、ハウスメーカーのように大量な営業マンも必要ではないため、余計な人件費もカットできコストを抑え、広告費も活動地域を限定しているため抑えることができるので、ここで価格を安くすることが可能になります。

デザインの自由度がそこそこ

工務店もハウスメーカーのように建設プランはある程度あるため、個人大工ほど自由にデザインはできないけど、ハウスメーカーよりはまだ融通がききやすく、ある程度自由にデザインができます。

工務店のデメリット 

ハウスメーカーと同価格になる可能性もあり

工務店もその規模によってはハウスメーカーと同等の価格設定をしている場合があります。

その他(設計士と不動産について)

設計士に依頼する場合の注意点

設計士に建築を依頼することもできます。専門家に直接依頼するだけあり、こだわりの家を建てることが出来ます。しかし、現在の設計士は現場を熟知していない人もいるらしく、設計上問題がなくても、構造的に生活しにくい家だったりが出来上がることになってしまう場合がありますので、完成後の生活しやすさ、なんかに注意してよく相談して進める必要がありそうです。

不動産屋に依頼することもできる

不動産屋は、建築のための土地探しから、取得のための手続きまでしてくれる業者のことをいいます。業種が似ているためか、不動産屋がハウスメーカー的な仕事をしていることもあるので、もし尋ねやすい不動産屋があれば、そちらに相談してみてみるのもいいかもしれません。

個人大工?ハウスメーカー?工務店?結局どれ選べばいいの?

それぞれに一長一短があり、どれを選べばいいのかなかなか決められませんよね。だいたいの人はハウスメーカーか工務店に依頼をするようですが・・・最後に、これまで見てきた特徴を踏まえて、どんな人がどれにあっているのか説明したいと思います。

個人大工が合う人

お金に余裕がなかったり、こだわりの家を建てたい、人付き合いは苦手じゃない、と思っている方は個人大工に頼むのが良いでしょう。
一人の大工さんに家づくりを任せることになるので、その大工さんが良く相談にのってくれるか、大工さんと自分の相性を注意する必要があります。
アフターサービスに難があることが多いので、そのあたりを聞いてみることをお勧めします。

ハウスメーカーが合う人

お金にある程度の余裕があり、独特なデザインの家じゃなくてもいいから、アフターサービスが充実している、間違いのない家に住みたい人は、ハウスメーカーを選ぶとよいでしょう。
ハウスメーカーの場合は、高い価格設定になっていますが、完成イメージがしやすく、すべての作業工程がシステム化され工期も早く、アフターサービスもしっかりしているため、国内で家を安心して建てるならやはりハウスメーカーにお願いした方がよいでしょう。

工務店が合う人

予算的に余裕はそれほどないが、こだわりの家を建てたいし、アフターサービスもそこそこいいものをつけたい。そう思う人は工務店が向いているでしょう。
ただし、工務店の場合はハウスメーカーの提示する価格に近い価格になってしまうこともあるので注意が必要です。ただ、個人大工に頼んで上手くいく自信がないし、あまり高額な家を建てるのは経済的に厳しいという人は、一度見積をとって考えてみるとよいでしょう。

住宅建設は一生に一度の高い買い物になります。時間が許すなら、ハウスメーカー、工務店、個人大工のすべてから見積もりをもらい、金額、デザイン、担当の人柄、アフターサービスについて確認して、判断するのがベストかもしれませんね。