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個人大工・ハウスメーカー・工務店の違いとメリットについて

 

家を建てる時にどこに頼めばいいのか悩みますよね。
個人大工か、ハウスメーカーか、工務店か・・・はたまた不動産屋か、設計士かで悩んでいる方もいるかもしれませんね。
今回はそんなあなたの悩みを解消するために、各業態の違いとメリット・デメリットについて紹介したいと思います!

ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーとは、日本全国広範囲で展開している住宅建設会社のことを指します。
土地探し・建築設計・建設・アフターサービスまで、まとめて対応することが可能です。
画一化かれた資材を使用し、品質管理もしっかりしているため、工期が短く、しっかりした家を建てることができます。

ハウスメーカーのメリット

 以下の4つがあげられます。

・品質が良い
・工期が短い
・完成をイメージしやすい
・保証が充実

品質が良い

工場で画一化された資材が大量生産され、検査を受けているため、品質は担保されています。大工さんの技術の良し悪しにかかわらず、良いものが作れちゃいます。
さらに大手は日夜技術開発をしており、耐震技術や耐久性の面で優れた設計をしてくれます。

工期が短い

資材を作るのも取り寄せるのもシステム化されており、されに資材の規格も設計方法も決まっているので、工期を短くすることが出来ます。

完成をイメージしやすい

住宅展示場もカタログもWebでのイメージ映像も充実しているため、お店に行ってすぐに完成イメージを見ることが出来ます。
全体像が決まれば、組み立てるのには時間はさほどかかりません。しかし、全体像で悩んでしまう人は、ハウスメーカーのようにサンプルを明確に提示してくれるのはありがたいですよねぇ。

保証が充実

建物を建てた後は継続したメンテナンスをしていかなくてはいけません。ハウスメーカーは大手な分、建物に不具合があった場合の補償が充実しています。
長期間安心して住むことができます。また、住宅ローンも優遇金利で利用できるようになる場合もあり、お得に購入できる可能性があります。

ハウスメーカーのデメリット

基本面倒見が良く、安心できる仕事をしてくれるハウスメーカーですが、もちろんその分お金がかかります。

・価格が高い
・デザインの自由度が低い

価格が高い

資材も大量生産されたものを使用しており、大工などの専門家は外注で安くしているハウスメーカーですが、かなり価格が高くなります。
なぜ高いのかというと、広告費用と、営業社員の人件費、さらに住宅展示場の維持管理やHPの更新などがあるからです。
短時間で質の良いものを欲すると、コストがかかってくるんですね。

デザインの自由度が低い

ハウスメーカーでは画一化された資材を使用することにより、少しでもコストを減らし、さらに工期短く済ませていますが、その悪い面として自由にデザインを決めにくいことがあげられます。とはいえ、ゲームでいうとイケメンなモブを作れるといった感じなので、周りとそこまで差別化させた家をご所望でもない限り、このデメリットはそんなに気にしなくてもいいかもしれません。ただ、おそらく家の購入は一生に一度のものになります。後々後悔しないかどうか、じっくり考えてみてもいいかもですね。自分なんかは特にこだわりがありませんし、普通にカタログに載っているような家でも外観満足してしまいますね( ˘ω˘ )

個人大工の特徴

基本一人棟梁として木造建築物を作る個人事業主。
設計もできる大工さんもいますが、設計士にお願いする人の方が多いです。
ハウスメーカーや工務店があるなかで、生き残っている大工さんは腕がいいと期待できます。

個人大工のメリット

・価格が安い
・デザインの自由度が一番高い
以上2点があげられます。

価格が安い

個人大工はハウスメーカーや工務店のように、多額の広告費や人件費がありません。なのでその分、価格を安くできるのが一番の強みです。

デザインの自由度が高い

先に説明したハウスメーカーは、統一された資材の規格を使用して、大工の腕の良し悪しにかかわらず、高品質なものを作れると紹介しました。個人大工の場合、すべて一から自分で資材を加工するので、依頼者の要望に適した家を作れる可能性がかなり高いです。

個人大工のデメリット

・完成がイメージしにくい
・建築中にトラブルになる可能性
・アフターサービスの不安

完成がイメージしにくい

やはりハウスメーカーと比べ、住宅展示場やカタログがなかったり資料が少ないため、完成イメージがしづらいです。こちらの要望をすべて把握できているのかも気になるので、
ある程度は不安を感じながら作業を見守ることになります。

建築中にトラブルになる可能性も

今でも個人大工としてやっていけている方の腕は期待できると言えます。しかし、時には強いこだわりのある大工さんもいます。
職人気質な人が多いため、昔ながらの工法を続けていて、新しい工法に無知な人もいます。また建築設備も経験や耐久力などで勝手に決めてしまう人もいるので、
たまに依頼者とトラブルになる人もいるみたいです。
相談しやすい大工さんならいいのですが、人柄しだいではまったく聞いてくれない人もいるので、よく相手のことを観察して、
本当に依頼して大丈夫なのかを見極める必要があるでしょう。
ちなみに、知り合いだからといって個人大工さんに依頼すると痛い目を見てしまう可能性があります。遠慮してものを言うことができなくなるからです。ま、ガンガンものを言えるような間柄だというなら、依頼してみるのも全然ありだと思いますが、やはり依頼者と大工の一対一で作っていくことになるので、依頼者が満足する良い建物を建てるためには、相手の大工さんの人柄はかなり重要になってきます。

アフターサービスの不安

個人大工は不安定な収入故に廃業してしまうリスクがどうしても高いです。そのため、もしもの時に対応できる人がおらず、困ったことになってしまうことも・・・
我が家も昔ながらの宮大工さんが作ってくれたのですが、現在ではそのような工法を使える大工さんがいないらしく、雨漏れの修理のために、瓦を一部ではなく、全部取り換えになるため数百万かかると言われたことがあります。そのようなことにもなるので、独自性の強い家を建てた場合、修理に思いもよらない額になってしまう可能性があることを注意しましょう。

工務店の特徴

工務店はハウスメーカーと個人大工の中間的存在ですかね・・・都道府県内であったり、市町村内であったり、限定したエリアで活動しています。そのため、地域の流通について熟知しており、効率的に資材を集めることが出来ます。住宅展示場がないため、完成見学会などを利用して現物を見ることができます。

工務店のメリット

・価格が安め
・デザインの自由度がそこそこ 

価格が安め

地域の流通経路をうまく利用しているためそこでコストを抑えることができます。
また、ハウスメーカーのように大量な営業マンも必要ではないため、余計な人件費もカットできコストを抑え、広告費も活動地域を限定しているため抑えることができるので、ここで価格を安くすることが可能になります。

デザインの自由度がそこそこ

工務店もハウスメーカーのように建設プランはある程度あるため、個人大工ほど自由にデザインはできないけど、ハウスメーカーよりはまだ融通がききやすく、ある程度自由にデザインができます。

工務店のデメリット 

ハウスメーカーと同価格になる可能性もあり

工務店もその規模によってはハウスメーカーと同等の価格設定をしている場合があります。

その他(設計士と不動産について)

設計士に依頼する場合の注意点

設計士に建築を依頼することもできます。専門家に直接依頼するだけあり、こだわりの家を建てることが出来ます。しかし、現在の設計士は現場を熟知していない人もいるらしく、設計上問題がなくても、構造的に生活しにくい家だったりが出来上がることになってしまう場合がありますので、完成後の生活しやすさ、なんかに注意してよく相談して進める必要がありそうです。

不動産屋に依頼することもできる

不動産屋は、建築のための土地探しから、取得のための手続きまでしてくれる業者のことをいいます。業種が似ているためか、不動産屋がハウスメーカー的な仕事をしていることもあるので、もし尋ねやすい不動産屋があれば、そちらに相談してみてみるのもいいかもしれません。

個人大工?ハウスメーカー?工務店?結局どれ選べばいいの?

それぞれに一長一短があり、どれを選べばいいのかなかなか決められませんよね。だいたいの人はハウスメーカーか工務店に依頼をするようですが・・・最後に、これまで見てきた特徴を踏まえて、どんな人がどれにあっているのか説明したいと思います。

個人大工が合う人

お金に余裕がなかったり、こだわりの家を建てたい、人付き合いは苦手じゃない、と思っている方は個人大工に頼むのが良いでしょう。
一人の大工さんに家づくりを任せることになるので、その大工さんが良く相談にのってくれるか、大工さんと自分の相性を注意する必要があります。
アフターサービスに難があることが多いので、そのあたりを聞いてみることをお勧めします。

ハウスメーカーが合う人

お金にある程度の余裕があり、独特なデザインの家じゃなくてもいいから、アフターサービスが充実している、間違いのない家に住みたい人は、ハウスメーカーを選ぶとよいでしょう。
ハウスメーカーの場合は、高い価格設定になっていますが、完成イメージがしやすく、すべての作業工程がシステム化され工期も早く、アフターサービスもしっかりしているため、国内で家を安心して建てるならやはりハウスメーカーにお願いした方がよいでしょう。

工務店が合う人

予算的に余裕はそれほどないが、こだわりの家を建てたいし、アフターサービスもそこそこいいものをつけたい。そう思う人は工務店が向いているでしょう。
ただし、工務店の場合はハウスメーカーの提示する価格に近い価格になってしまうこともあるので注意が必要です。ただ、個人大工に頼んで上手くいく自信がないし、あまり高額な家を建てるのは経済的に厳しいという人は、一度見積をとって考えてみるとよいでしょう。

住宅建設は一生に一度の高い買い物になります。時間が許すなら、ハウスメーカー、工務店、個人大工のすべてから見積もりをもらい、金額、デザイン、担当の人柄、アフターサービスについて確認して、判断するのがベストかもしれませんね。

 

 

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